河野消費者担当相は12日、フジテレビ「日曜報道 THE PRIME」に出演し、大手電力4社が申請している家庭向け電力料金の値上げについて、電力業界で事業者向け電力販売でのカルテルを結んでいた問題が消費者にも影響が出ていることも踏まえ、きちんと検討してもらう必要があるとの考えを示した。
河野大臣は、「電力会社はカルテルだったり、情報の不正利用をやってきた」としたうえで、「このカルテルは、(家庭向け)規制料金には直接は関係ないかもしれないが、様々な企業が、そのために電力料金が上がって、それをモノやサービスの値段に転嫁したということは、当然、消費者に影響が出ているので、そのあたりのことも考えて、規制料金をどうするのか、電力会社にもきちんと検討してもらわなければいけないと思っている」と述べた。
河野大臣は、経済産業省に家庭向け電力料金の値上げ申請している大手電力4社に対して、13日、ヒアリングを行う。