アルツハイマー病の治療薬「レカネマブ」が厚生労働省から優先審査品目に指定されました。
優先審査は、重篤な疾病に対して、これまでの治療方法と比べ有効性や安全性が明らかに優れていると認められた新薬などの審査を優先的に行い、審査期間が短縮されるものです。
製薬大手「エーザイ」が今月16日に製造販売の承認を申請したアルツハイマー病の治療薬「レカネマブ」が厚労省から優先審査品目に指定されました。
アルツハイマー病は認知症の6割から7割を占め、アミロイドベータというタンパク質が脳内に異常に蓄積することが原因とみられており、「レカネマブ」は異常にたまっているたんぱく質を取り除く効果があるとされています。
「エーザイ」は日本での実用化に向け今年中の承認を目指しています。