第一生命はさきほど、全国の営業職員を含む社員およそ5万人を対象に、今年4月からベースアップなどで平均5%賃上げする方向で労働組合と協議に入ったと明らかにした。
このうち営業職員については、去年7月に入社5年目までの給与水準の引き上げを行っているが、今回6年目以上の営業職員についても、平均で月額1万円程度引き上げる制度を導入する。あわせてベースアップも行うとしている。
一方、内勤職については、定期昇給に加え、28年ぶりにベースアップを行うとしている。
第一生命は「物価高による実質賃金低下の影響が今後も続くと予想されるなか、社員への還元を増やしたい」としている。
生保業界では、最大手の日本生命が先月、営業職員およそ5万人を対象に、7%程度賃上げする方向で労働組合と調整に入っていて、大幅な賃上げに向けた動きが相次いでいる。