名古屋駅の地下街・サンロードにあるきしめん専門店「大須のきしめん」は、大須ういろが運営している。大須ういろがきしめんを手掛けるようになった経緯を取材した。

名古屋名物の意地…大須ういろは「ういろ」だけじゃなかった

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「大須のきしめん」の幅6ミリほどの平打ち麺は、愛知県産の小麦「きぬあかり」100%で、ツルツルでもっちりとした食感が特徴。

出汁はカツオ、サバ、ムロアジの3種類を混ぜ、コクのある深い味わいに仕上げている。看板商品の「かけきしめん」は一杯460円だ。

他にも、名古屋めしの1つ、辛い肉ミンチを載せた「台湾きしめん」も人気。

大須ういろの村山賢祐社長:
全国でういろを売っている際に、お客様などから「名古屋名物のきしめんも一緒に売ってよ」というお声をたくさんいただいたのがきっかけです

1970年ごろ、地方の百貨店に名古屋名物の代表として大須ういろが進出した際、百貨店から「ういろうだけでなくきしめんも出してほしい」と相談され、開発を始めたという。大須ういろには、きしめんにも約半世紀の歴史があった。

大須ういろ本店やオンラインショップでは、長年家庭用のきしめんを販売していて、今はオンラインショップが好調だという。

村山賢祐社長:
弊社の売り上げの2割ぐらいは麺類でして、本当にお客様に長いこと愛していただいています

2013年にイートインのきしめん専門店をサンロードに出店し、2023年に10周年を迎えるにあたり、店舗をリニューアルした。

村山賢祐社長:
名古屋の食文化を担う一員として、ういろもきしめんも一生懸命作ることで、より名古屋の皆さまに楽しんでいただいて、名古屋の文化を盛り上げていけたらいいなと思っております

(東海テレビ)

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