障害や難病があっても、自分らしく咲き誇れる社会を目指して会社を立ち上げた福寿満希さん。
「学生時代に特別支援学校の教員免許を取得したんですけど、働くというのが私たちにとって当たり前のものだったのが、当たり前ではない人たちがいるということにすごく驚きました」
1人でできないことはみんなが助ける
誰もが花咲く社会にしたい。
福寿さんは2013年、障害のある人たちと働く、フラワーギフト販売会社「ローランズ」を起業。3年後に障がい者雇用を始めた。
障害のあるスタッフは従業員の7割。発達障害、精神疾患、難病など様々だ。
スタッフは4人1組のチーム制。
花の手入れ、花束づくり、ラッピングなど作業を細かく分けて、できることと、できないことを一緒に見つけていく。
話すのが苦手なスタッフは電話に出なくても大丈夫。
体力や服薬に合わせ一日4時間から働けて、体調不良による欠勤もみんなでカバー。1人でできなくてもみんなでできれば良いのだ。
店長で、軟骨異栄養症の髙橋麻美さんは、「私が出来ないことをみなさんが助けてくれる。障害を忘れちゃうような所だなと思ってます」と話す。
お互いを知り、助け合えれば花は咲く。
福寿さんは、「日本の企業の53％が障がい者雇用未達成の状況があるので、自分たちがやっていることをモデル化したり、他の企業に提供していけたらいいなと思っています」と話す。
「フューチャーランナーズ～17の未来～」
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