YOASOBIが約2年半前にリリースした曲「たぶん」。
この曲が今、世界中のTikTokで大流行しています。一体なぜなのか、ヒットの鍵を握る「AIマンガ」とは?

2020年リリース YOASOBI「たぶん」世界でヒット

今、世界中のTikTokで大流行している動画。

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どの動画でも、BGMに使われているのはすべて同じ日本語の曲。
YOASOBIが2020年7月にリリースした曲「たぶん」。

12月には、アメリカのTikTokチャートで1位を獲得!
世界的歌姫のリタ・オラもTikTokに動画を投稿するなど、話題となっています。
一体なぜ、日本語の曲がリリースから2年以上たった今、世界各国で大流行しているのでしょうか。

流行のカギはTikTok「AIマンガ」

実際に動画を投稿したメキシコの男性は…

「今ラテンアメリカで、この音楽と、実写がマンガに変わるTikTokのエフェクトがはやっているんだ」

そのエフェクトというのが、動画の途中で実写がマンガに変わる「AIマンガ」。
そもそもTikTokの「エフェクト」というのは、TikTokで投稿する映像を加工する機能のこと。

ITジャーナリスト 三上洋氏:
顔が大きくなったり、動物の耳が生えて口を開けると舌が出てきたり。『AIマンガ』エフェクトは撮影した写真がマンガ、しかもイケメン風になったりというもので、人気のエフェクトです。

竹俣紅アナもやってみた

竹俣紅アナが実際に挑戦!
TikTokで「AIマンガ」のエフェクトを選択。画面をタップして数秒…

竹俣紅:
AIマンガ化していきます!

あっという間に竹俣アナがアニメキャラに変身しました。
さらに、頭の上に黒い紙を当てて撮影してみると…うさ耳に大変身!

TikTok“バズり”の新しい生まれ方

では、この「AIマンガ」が「たぶん」の世界的大流行にどのような影響を与えたのでしょうか。その背景には“バズりの新しい生まれ方”があるといいます。

ITジャーナリストの三上洋氏によると、今までTikTokで話題となった音楽というのは、踊ったり、動きを付けやすい曲でみんなが動画を投稿した結果、BGMが話題になっていました。

ところが、2022年あたりから「AIエフェクト」、今回のような「アニメになる」など、動画にかけるエフェクトそのものがはやりだし…、
TikTokは動画に曲を付けることができるので、エフェクトと曲がセットになることで、「この曲にはこのエフェクト」というようなある種の“型”ができてまねしやすくなり話題になったんだとか。

さらに、2022年12月4日、YOASOBI本人が、「たぶん」を流しながら「AIマンガ」を使った動画を投稿。そこからわずか2週間ほどで、アメリカのTikTokチャートで1位を獲得。それほど速い速度で世界中に拡散されました。

「たぶん」がTikTokで話題となり、アメリカのTikTokチャートで1位を獲得したことについて、幾田りらさんは「『たぶん』が1位に!リリースしたのは2年半前。こんなにも沢山聴いていただけて、使っていただけて嬉しいです」とSNSでコメントしています。

(めざまし8「#LifeTagミュージック」1月19日放送)