山形・天童市の若手農家たちが果物の出荷を終えたコンテナで作る“巨大文字”が、2022年も完成。毎年、道行くドライバーたちを楽しませてきたが、ことしも果樹王国らしいメッセージが完成した。

“アピール不足”解消へ…もっと食べて欲しい!新品種

重松沙恵アナウンサー:
ことしも国道48号沿いに巨大なコンテナ文字がお目見えした。ことしは「たべてケロ紅王」と、4色のコンテナを使ってカラフルに描かれている。ことしプレデビューした新品種への期待が感じられる

天童市の国道48号沿いにある「JAてんどうフルーツセンター」では毎年、地元の若手農家たちが、果物の出荷を終え次のシーズンまで保管されるコンテナを利用して文字を制作している。12月16日は雪が降る中、10人ほどが集まり、仕上げの作業を行っていた。

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コンテナ約4万個を使って、4日がかりで完成したのが「たべてケロ紅王」という、全長40メートル、高さ6メートルの巨大な文字だ。

ちなみに、2021年のコンテナ文字は「紅王デビュー!」だった。2022年にプレデビューし、2023年に本格デビューを果たす期待のサクランボの新品種「やまがた紅王」を2年連続で文字にしたのには、ある思いがあった。

天童市農協・青年部 武田繁さん:
まだちょっと、PR・アピール不足なのかなと思いまして。(天童市は)サクランボの産地なので、ぜひ新しい品種として、紅王のことをもっと知ってもらいたいということで、紅王を続けてこれからもアピールしていきたいなというところで、紅王にしました

県外ナンバーも多い国道沿いでアピールすることで、紅王の認知度アップを目指す。

天童市農協・青年部 武田繁さん:
すごく目につくはずですので、生産者もがんばって生産しますので、ぜひみなさんに食べてもらいたい

完成したコンテナ文字は、2023年の8月ごろまで見ることができる。

(さくらんぼテレビ)

さくらんぼテレビ
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