福井・おおい町に住む、ちょっと怖がりなワンちゃんを取材。撮影中も最初のうちは、記者に「わんわん!!」。1時間に及んだ撮影で、果たして打ち解けることはできたのか。
好奇心旺盛でやんちゃ 初対面の人には警戒
おおい町に暮らす、石田さん宅のワンちゃん「ノア」(雄・3歳)。

3年前、石田さん夫婦が保護犬の譲渡会に訪れ、そこで出会った。ノアはその時、生後2カ月。愛らしい白黒模様に一目ぼれし、石田さんの家族になった。

ノアは、先輩のわんこ「らん丸」と一緒に、すくすくと成長。しかし2022年の夏、悲しい出来事があった。らん丸が、天国に旅立ったのだ。そして家には、ノアだけが残った。ノアが寂しがらないよう、石田さん夫婦はこれまで以上に愛情を注いでいる。

好奇心旺盛でやんちゃなノアだが、初対面の人には警戒を強めてしまう。当然、初めて会う記者に対しても「わんわん!!」。
「こんなに吠えられたのは初めて」と記者は感じたが、愛らしい表情を撮影しようと気合を入れ直す。ここから、1時間の“攻防”が始まった。
記者をチラチラ…家の中で終始落ち着かず
「怖いから外に逃げよう」と思ったのか、窓の外を眺めるが、この日はあいにくの雨。家の中で終始、落ち着かないノア。それを見かねて、お母さんが助け舟を出す。大好物のリンゴをむいてくれた。

リンゴはおいしいけど、やはり記者とチラチラと見続ける。「やっぱり気になるなぁ…」と言わんばかりの表情だ。

お父さんが来たと思い近づくノアだったが、掃除機が登場。掃除機も怖くて苦手だという。

心が落ち着くのは、お父さんの膝の上と足の間。そしてお母さんの抱っこ。そこでお気に入りの触れ合いを続けていると、徐々に平常心を取り戻していった。

撮影後半には、記者もついに抱っこに成功…、とまではいかなかったが、ノアの表情にもようやく余裕が生まれてきた。そして無事、取材を終えることができた。
大好きなお父さんとお母さんがいれば、最後には心休まるノアなのだった。
(福井テレビ)