永岡文部科学相は、さきほど行われた閣議後の記者会見で、旧統一教会に対して、きょう質問権を行使することを明らかにした。午後に教団側に質問書を送り、組織運営や財務状況などを明らかにするよう求める。報告期限は12月9日。
会見で、永岡文部科学相は「質問権の行使の他、関係者からの情報収集分析を進めて、客観的な事実を明らかにしたい」と述べた。一方で、解散命令権の請求については「適正に判断したい」とした。質問権の行使は、1995年の法改正で調査権限が盛り込まれてから初めて。
旧統一教会に対する質問権の行使をめぐっては、宗教法人審議会が、きのう、「報告を求めることは相当」との判断を示していた。
また、加藤厚労相も、閣議後の記者会見で、旧統一教会が行っているとされる独自の養子縁組について、内容を確認するため、教団側に質問書を送付することを明らかにした。