出入国在留管理庁によると、今年6月末時点で、日本に在留資格を持つ外国人は、296万1969人で、統計開始以来、最多となったことが分かった。去年末から7.3%、20万1334人増えた。
国籍別でみると、最も多いのが中国で74万4551人、次いでベトナムが47万6346人、韓国が41万2340人だった。上位10か国・地域が、全て、去年末と比べて増加したという。在留資格別では、永住者が84万5693人で最も多く、次いで、技能実習が32万7689人、技術・人文知識・国際業務が30万45人だった。
留学の在留資格者は26万767人で、去年末から、およそ25%も増えたという。入管庁によると、在留外国人の数が最多となった要因は、新型コロナウイルスの影響で、本国に帰ることができず、日本に留まり、在留資格を延長した人が多かったためとのこと。
また、政府が、1日当たりの入国者数の上限を、引き上げたことにより、予定していた留学生が数多く入国したことも影響しているという。入管庁では「今後、帰国する人が増えれば、在留外国人の数は下がる可能性がある」としている。
また、上半期に、日本に入国した外国人は、62万人を超え、去年の4倍以上になったという。今月11日、政府は、水際対策を大幅に緩和していて、今後も入国者数は増加するとみられている。