9月25日は、国連で持続可能な開発目標「SDGs」が採択された日。
県内のSDGsに関連した取り組みを紹介する。古着をリメークし、活用することで、地球環境への意識を高める越前市内の取り組みを取材した。

学生たちが子ども服をリメーク

越前市役所前で17日、ファッションショーが開かれた。ショーのテーマは「多様性」。
LGBTQ「性的少数者」や「障害のある人」「外国人」など、約80人が参加した。
仕掛けたのは、衣料ブランドを国内外で展開する地元、越前市の企業「アイジーエー」と越前市だ。

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目的は2つ。
1つは立場や年代を超え、多くの人がファッションを楽しむこと。
もう1つは、越前市が推奨する「多様性を認め合う街づくり」を発信するのが狙いだ。

ひと際カラフルな衣装でランウェイを歩くモデル。
仕立てたのは、福井市の専門学校「福井文化服装学院」の学生たちだ。素材は、アイジーエーが販売するブライド「アクシーズファム」の子ども服。
5種類の異なる子ども服をリメークし、約1カ月かけて作品を完成させた。

福井文化服装学院 ファッションデザイン学科1年:
テーマはプリンセスをイメージした。端切れなど残った布も、ぬいぐるみに使えるようにした

福井文化服装学院 松原弘恵学校長:
1人1人の個性がうまく表現されたユニークなものに仕上がっている。それこそファッションだと思って、指導する側も楽しんだ

「環境への負荷」意識してのリメーク

国によると、国内で不要となった衣服のうち、ゴミとして捨てられた衣服は、年間約50万8,000トン。その95%が、焼却や埋め立て処分されている。
古着の廃棄を減らそうと、越前市のアイジーエーは、自社の洋服の回収や再利用に取り組んでいる。

福井文化服装学院 松原弘恵校長:
戦後まもなく創立しているが、当時は「もったいない」という精神でリメークされていた。今は、「環境への負荷」を意識してのリメークだと思う。意識が広がっていくと、より環境にも優しい時代になる

ファッションを楽しみながら、個性を表現した参加者。地球にも優しく、誰もが輝けるステージを実現させた。

(福井テレビ)