私がお伝えしたいのは「韓国で急増する日本への旅行予約」です。

入国者の上限人数を引き上げるなど、日本政府の水際対策の緩和に伴い、韓国では日本への旅行予約が急増しています。20代・30代の予約が多く、中には緩和策の発表前と比べて24倍も予約が増えた旅行会社もあります。

ポイントはこちら。「ビザ免除になればさらに予約殺到か!?」注目です。

【注目ポイント・記者解説】

新型コロナウイルスの水際対策について、日本政府は9月7日から、1日あたりの入国者数の上限をこれまでの2万人から5万人に引き上げました。また、これまですべての入国者に求めていた陰性証明書の提出を、3回目のワクチン接種を条件に免除するなど対策を緩和しました。

これを受けて、韓国では今「日本旅行ブーム」が起きています。

韓国の旅行会社「モドゥツアー」によりますと、日本への旅行予約(9月1日~16日)は、緩和策が発表される前より24倍も増えたということです(前月同期比)。また、海外旅行予約のうち日本への予約は21%を占めています。

別の旅行会社「ハナツアー」では、海外旅行商品のうち実に37%を日本への旅行予約が占めています。2位ベトナム、3位グアムの数字は明らかにしなかったものの、2国を合わせても日本へ予約に達しないということです。

添乗員が同行しないツアーも認められ、スケジュールを自由に決められることも人気が戻ってきた理由だとみられています。

コロナ禍前、日本は韓国人にとって最も人気のある旅行先でした。コロナの新規感染者が両国とも減少傾向となり円安が進む今、あとはビザが免除され個人旅行が認められれば、日本への旅行を望む声はさらに大きくなりそうです。

(FNNソウル支局 一之瀬登)

国際取材部
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