中古車の価格が高騰している。一時は4割以上値上がりしたというが、価格はこの先どうなるのか…。そして、いつごろ買うのがお得なのだろうか。

2年前から徐々に高騰 70万~80万円も値上がり

クレタ 石亀一昭社長:
通常170万円~180万円くらいの車を250万円~260万円で販売。70万円~80万円の値上がりが一時ありました

北海道北広島市の中古軽自動車販売店「北海道軽パーク北広島店」では、2年ほど前から価格が上昇。一時は4割以上も高くなったという。

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現在も高止まりの状態が続いている。

中古車購入を考えている人:
他の店にも行ったが100万円は超える。意外と高いなと思った

中古車購入を考えている人:
値段が新車みたいな車ばかりなので、少し検討してから

コロナ禍で原材料不足 新車は納車まで”年単位待ち”

なぜ、ここまで中古車の価格が高騰しているのか。自動車雑誌の編集長は、新車の納車に時間がかかることが原因だと分析する。

リクルート 西村泰宏 カーセンサー統括編集長:
初めて中古車の購入を検討したという人が確実に増えている。1年待ちで新車を買うのであれば、3カ月待ちで2000km走行した中古車を買った方がいいと、比較検討して判断している

コロナ禍による世界的な半導体不足や海外の工場の閉鎖などによって、自動車の部品生産が滞り、新車の生産が追いついていないのだ。

国内の大手メーカーでは一般的な車種で納車までに1年以上、長いものでは4年かかるケースもあるという。

国内大手メーカーでは、一般的な車種で納車までに1年以上、長いものでは4年かかるケースも
国内大手メーカーでは、一般的な車種で納車までに1年以上、長いものでは4年かかるケースも

クレタ 石亀一昭社長:
新車がなければ、いま欲しい人は中古車が高くても購入します

中古車販売店で特に人気を集めているのが「未使用車」と呼ばれるもの。

メーカーの展示や試乗用に使われていたもので、ほとんど走行していない。少し前のデザインになるが、価格は新車より20万円~30万円ほど安くなる。

価格回復は2023年? お得に買うなら

高値が続く中古車だが、価格が落ち着くには新車製造の回復が条件になるという。それはいつ頃になりそうなのか。

北海道二十一世紀総合研究所 横浜啓調査部長:
半導体の供給は、2023年くらいには正常化されるのではないかという分析がされています

2023年になると新車の製造が徐々に正常化し、中古車の価格も落ち着いてきそうだという。ただ、懸念材料もある。

実は、中古車はロシアへの「経済制裁」の対象から外れているため、輸出が増えているのだ。

北海道二十一世紀総合研究所 横浜啓調査部長:
2022年7月は函館税関の北海道内からの輸出が、前年に比べて約5倍増えています。価格が高止まりする可能性がある

ただ、お得に購入するチャンスがある。それは…。

クレタ 石亀一昭社長:
レンタカー店から観光需要が減り、同じ車種が大量に入るケースもある。店に足を運んで綿密に会話をした方がいい

レンタカー店などから大量に入荷した場合は、安いものも出回る可能性があるという。また、決算期前の9月と3月はキャンペーンが多く、お手頃な車もあるということだ。

(北海道文化放送)