豪華スイーツ列車として運行が始まったJR九州の「或る列車」。2021年から久大本線の博多ー由布院間を走行していて、コース料理が楽しめる列車に生まれ変わった。

そのメニューが9月にリニューアルし、大分県産食材も使われている。一体どのように変わったのだろうか。

秋の九州の食材を満喫 食器にもこだわり

2015年に運行を開始したJR九州の「或る列車」。金色に輝く車体の中で豪華スイーツを提供してきた。2021年11月からは、より食に特化した列車としてコース料理の提供を開始。そのメニューが9月からリニューアルされた。

運行開始以来、料理を監修しているのは成沢由浩さん。「世界で最も影響力のあるシェフ」に選ばれるなど輝かしい経歴を持った有名シェフだ。成沢シェフは「秋の九州の食材を全て満喫してもらえるように考えた。九州を横断していくが、素晴らしい景色を料理のスパイスにしてもらって楽しんでもらえれば」と話す。

料理を監修している成沢由浩さん
料理を監修している成沢由浩さん
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提供される料理は全部で5品。肉料理のポトフに使われるハーブやスイーツの黒イチジクは大分県産だ。

牧利亮記者:
噛んだ瞬間、お肉がほろっと溶けてとても食べやすい。素材のうまみもしみ込んでいて、とても上品な味

提供される料理は全部で5種類
提供される料理は全部で5種類

また器には大分県日田市の小鹿田焼などが使われていて、九州の伝統が料理を引き立てる。

ポトフのハーブは大分県産 食器にもこだわりが
ポトフのハーブは大分県産 食器にもこだわりが

「或る列車」もコロナ禍で打撃を受け、2020年度の乗客は前年の4分の1ほどとなる約1100人にまで落ち込んだ。しかし、コース料理を始めて以降、回復傾向が鮮明で2021度は約3000人、特に土曜日と日曜日はほぼ満席だという。

 JR九州 渡辺祐一さん:
(或る列車は)動くレストランであり博物館だと思っていて、九州の食や装飾品など色んなものに触れてもらって、新型コロナが落ち着いた暁にでも九州に来るきっかけになれば

久大本線の博多駅と由布院駅間を走る「或る列車」。

風光明媚な景色を楽しみながら、九州の自然が生み出した食の恵みを堪能できる列車の旅は、非日常の世界へと誘ってくれる。

(テレビ大分)