2022年で発売から54年、累計出荷数1000万台を超える国民的ボードゲーム「人生ゲーム」。その人生ゲームのSDGs版が完成したという。企画・開発したのは金沢工業大学。その中身に迫った。

発表イベントでは歓声も…SDGs人生ゲームとは

2022年9月、東京にある金沢工業大学虎ノ門キャンパスで発表された「Beyond SDGs 人生ゲーム」。共同開発したタカラトミーをはじめとする協力団体や学生など約30人が参加し、一足早くゲームを楽しんだ。

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「SDGs人生ゲーム」は、これまでの「人生ゲーム」とはルールが大きく違うという。企画・開発に携わった金沢工業大学SDGs推進センターの平本督太郎(ひらもと・とくたろう)所長に聞いた。

金沢工業大学SDGs推進センター 平本督太郎所長:
通常の人生ゲームは、「誰が一番お金を稼げるのか?」ということを競う「競争型」のゲームになっています

金沢工業大学SDGs推進センター 平本督太郎所長:
それに対して、今回の「SDGs人生ゲーム」は「協力型」になっています

プレイヤーは、4人の妖精。

2021年からスタートして協力しあいながら、まずは2030年までにSDGs17の目標が書かれたアイテムカードを集める。

最終的なゴールは2050年。「脱炭素社会」など、4つの理想的な未来を実現することが目標だ。

金沢工業大学SDGs推進センター 平本督太郎所長:
2030年までにクリアするミッションがあります

金沢工業大学SDGs推進センター 平本督太郎所長:
それを達成していると、2050年までがすごく楽にプレイできるようになる。しかし、達成していないと非常に大変になってくるんです

リアリティ織り交ぜ…考えさせるゲーム展開

マス目には、近い将来に実現する可能性が高いイベントが書かれている。

他にも、プレイヤーが集めるアイテムカードには、SDGsの取り組みで表彰を受けた企業が実名で載せられている。

金沢工業大学SDGs推進センター 平本督太郎所長:
まずは、難しいことを考えずに「人生ゲーム」で楽しんでもらって、「あ、楽しみながらSDGsって接点を持てるんだ」と認識してもらうことが、非常に重要なのかなと思っています

この人生ゲームは、小中高校などで行われるSDGs学習の支援教材として、希望する全国の教育機関などに無償で配布する予定だ。

(石川テレビ)