2025年の大阪・関西万博でお目見えする、未来社会で体験できる最先端技術を活用したサービスが発表された。

万博で体験できる「未来社会」とは…

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大阪・関西万博の開催まであと3年。9月7日、大阪市内で2025年 大阪・関西万博「未来社会ショーケース事業出展」記者発表会が開かれ、サービスの提供を行う事業者が内容について説明した。

NTTグループは仮想空間上に万博会場を再現し、世界中の人が遠隔で集まることができる「バーチャル万博」を整備する。さらに、ひとりひとりに合わせて、施設やルートをスマートフォンで案内するサービスも展開する。

NTT 工藤晶子 新ビジネス推進室長:
未来のトラブルを予測し、あなたの一日が快適となるようご案内します。私たちが夢見た未来社会は間もなくです

当時の日本の最先端技術が披露された1970年の大阪万博には、半年間で6400万人以上の人が訪れた。「夢の電話」と呼ばれた携帯電話や動く歩道も、52年たった今では日常生活の一部となっている。

1970年に「未来の乗り物」として注目されていた電気自動車。
2025年に会場の移動に使われるのは、大阪メトロと関西電力などが整備する「無人運転の電動バス」だ。さらに、地中に埋め込んだコイルから走行中に充電できる電動バスも走る予定で、遠隔で運行管理するシステムを導入する。

未来の回転すしに空飛ぶクルマ…次世代技術のサービスが実現見通し

大阪メトロや関西電力などは、万博での電動バス運行が実現できれば、将来、路線バスにも導入することを目指すということだ。

岡田直樹 万博担当相:
ご年配の方から子供まで、記憶に残るわくわくする万博にしていきたい

日本国際博覧会協会は、2025年の大阪万博で、来場者に未来社会の一部をひと足先に体験してもらおうと、最先端技術を使った製品やサービスを提供できる事業者を募集してきた。次世代の移動システム、情報通信サービスなど6つの分野に多くの企業からアイデアが集まっていて、100以上の企業と出展についての協議が進んでいるということだ。

今回の発表会は「第1弾」ということで、くら寿司の「未来の回転寿司」や、「空飛ぶクルマ」の実施主体や内容などについても、今後、発表される見通しだ。

参加する企業の募集は、引き続き行われる予定だ。

(関西テレビ「報道ランナー」2022年9月7日放送)

関西テレビ
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