無罪確定の女性に対し、滋賀県警のトップが直接謝罪です。
滋賀県警本部・池内久晃本部長:
21年余りの長きにわたり、言葉では言い表せない程のご心労、ご負担をおかけし、大変申し訳ございませんでした。
滋賀県で入院患者を殺害した罪で12年間服役し、その後のやり直しの裁判で無罪が確定した西山美香さん(45)に対し、滋賀県警の本部長が直接謝罪しました。
また、西山さんが県などを相手取り起こした民事裁判の判決で、うその自白を引き出したとして警察の捜査の違法性が認定されていました。
西山美香さん:
本部長が謝ってくれただけでは冤罪はなくならない。これで滋賀県警が変わってくれたらいいんですけど、変わってくれずまた冤罪を生み出すんじゃないかというのは思っている。きょうの言葉を本部長は心して下の人を指導してほしい。
西山さんは、民事裁判で検察の責任が認められなかったことを不服として控訴しています。