東京都で、5日、新たに7296人が新型コロナウイルスに感染しているのが確認された。先週の月曜日(9880人)と比べて2584人減った。1日の感染者数としては、2日連続で1万人を下回った。また、15日連続で前の週の同じ曜日を下回った。
東京都の担当者は、現在の減少傾向について「下降局面なのは間違いない」とする一方で、「予想よりも、減り方は緩やかだ」などと指摘している。
感染者を年代別に見ると、10歳未満が1006人、10代が660人、20代が1199人、30代が1276人、40代が1303人、50代が882人、60代が405人、65歳以上が716人だった。また、重症者は33人にとどまった。コロナ患者のうち、40代~100歳以上の男女31人の死亡が新たに報告された。都内の死者数は、30人前後と、高い水準で推移している。
一方、都内の病床使用率は、5日午後3時半時点で、44.4%と50%を下回っている。また、オミクロン特性を踏まえた重症者に対応する病床使用率は27.1%と30%を割っている。いずれも、一時期の増加傾向から減少に転じている。