世界で活躍するイタリアンシェフが手掛けるSDGsなジェラート店が、8月4日にオープンした。
ジェラート店がオープンしたのは、人口約3000人の大分・日田市大山町の道の駅。
プロデュースしたのは、イタリア出身で2021年に日田市に移住したサルバトーレ・クオモさん。日本や韓国などで250店舗以上のレストランを手掛けた、世界で活躍するイタリアンシェフだ。
「大分は宝物がそこら中に」
サルバトーレ・クオモさん:
(大分は)宝物がそこら中にあるということ。原料を全て捨てるのではなく、逆に生かす

県内の農家から規格外の果物を購入し、ジャムなどの加工品も開発しているクオモさん。
今回、店で提供するジェラートには梨やスイカなど地元や県内で採れた果物が使われている。こちらも、傷があるといった理由で通常では出荷できなかったもので、まさにSDGsなスイーツなのだ。
食材以外にも地元の資源を
味は6種類あり、梅味を試食させてもらった。

TOS田辺智彦キャスター:
おお~!完熟した梅の甘さと桃のような香りが広がって、清涼感があっておいしい
店内の照明には、地元の小鹿田焼が。
また、床板の材料には市内の醤油会社から譲り受けた約150年前の樽を再利用しているという。
店内もSDGsにこだわっている。
山間の町から世界に
サルバトーレ・クオモさん:
飲食の場合、すべてのものに対することがSDGsを加えていかなければいけない。(日田の)果物を、これからどんどん世界に広げていく。これから世界一になっていくジェラートを、みなさん食べに来てください。お待ちしています。チュッ!

世界的なイタリアンシェフが、移住先の道の駅でプロデュースするジェラート店。
山間の町では、地元の「宝物」がこれまでとは一味違う輝きを放っている。
(テレビ大分)