東京都は、午後4時過ぎから、新型コロナウイルス対策を話し合う専門家会議を開いた。その中で、都内の感染者数の7日間平均が、前回(8月9日時点)では2万9563人だったのに対して、今回(きのう時点)では、2万2602人に減少したとのデータが示された。

これで、新規感染者数の7日間平均は、2週間連続で減ったことになる。しかし、会議では、お盆休みにより、医療機関が休診となり、検査件数自体が減っている他、医療機関から自治体への検査結果の報告が遅れた影響があるとの指摘が出された。

また、都内で、医療機関に入院しているコロナ患者の数は、きのう時点で、4424人にのぼり、過去最多をを更新したことが分かった。入院患者の急増について、東京都医師会は、今週の定例会で「限界に来ている」との見解を示している。

一方、感染拡大が懸念されているオミクロン株「BA.2.75」ついては、東京都が実施したゲノム検査の結果、これまでに16人から検出されているという。前回から5人増えたことになる。「BA.2.75」は、これまでの流行の主体だった「BA.5」よりも感染力が強いとされている。(画像は、専門家会議に出席する小池知事 午後4時すぎ 都庁)

社会部
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