自民党の萩生田政調会長は、18日党本部で記者団に対し、参院選挙の直前に、生稲晃子参院議員とともに旧統一教会の関連施設を訪れたことを認めた上で、「苦しんでいる人がいることに少し思いが足りなかったと反省している」と述べ、今後は「適切に対応していく」と述べた。

萩生田氏は、まず参院選直前の6月、東京・八王子市で行われた生稲氏の街頭演説の直後に関連施設を訪れことを認めた。また、統一教会の関連団体との関係について、「支援者の中でボランティア活動を熱心にしている人との縁で付き合いが始まった」と説明した。

そして、「統一教会の昭和の時代の商法などのことは承知をしていたが、その後、悪い噂を聞くこともなかったし、そういった報道に接する機会がなかったので、その団体と統一教会の関係をあえて触れなかった」と述べた。

萩生田氏は、後援会が2012年と14年、萩生田氏が代表を務める自民党の支部が2015年と17年に、旧統一教会の関連団体に1万5000円を支出している。これについて、萩生田氏は事実関係を認め、「ボランティア支援のためのチャリティーパーティーがあるということで、参加費という形で支払った」と述べた。

さらに、「苦しんでいる人がいることに少し思いが足りなかったと反省している」と述べ、今後は「一線を画す」とした上で、「適切な対応をしていく」と強調した。

政治部
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