安倍元首相が銃撃された事件に関連し、 世界平和統一家庭連合=旧統一教会が 午後3時から、日本外国特派員協会で記者会見を行った。逮捕された山上徹也容疑者の母親は、旧統一教会の信者で、教団に対する恨みから、安倍元首相を銃撃したとされている。
会見に出席した、田中富広会長は、 統一教会から世界平和統一家庭連合に名称が変更された経緯についても言及。名称変更をめぐって、過去に、文化庁から、難色を示され、名称変更を申請しないよう説得を受けたことを明らかにした。
しかし、何度か相談を重ねたものの、文化庁の対応が変わらなかったため、2015年に名称変更を申請した際には、「訴訟もやむを得ない」と判断。法律家による意見書を提出したところ、申請が受理され、名称変更が認められたという。その上で、田中会長は、「純粋な法律問題として、適法に処理されたもので、そこには何ら政治的介入はない」と強調した。
きょうの会見では、冒頭、田中会長が「社会の皆さまに、お騒がせしていることに、深くお詫び申し上げます」などと頭を下げ、「警察の捜査に全面的に協力している」と述べた。また事件後、信者らが脅迫などの被害を受けていることも明らかにした。