1票の行方は?「遺志受け自民に期待」の声も

選挙演説中に銃弾に倒れた安倍元首相。

有権者はこの歴史的事件を受け、どのような気持ちで1票を投じたのだろうか。
その声を取材すると、安倍元首相の事件を受けて「投票先を自民党に変えた」という人も少なからず存在した。

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男性(65歳):
ちょっと(自民から)変えてみようかなと思ってたんですよ。
ただ、安倍さんが倒れたので、安倍さんは本当に功績があった人間なので、それで自民党に入れました。
トータルで考えたら素晴らしい政治家だったということは間違いないと思いますので、そういう思いを込めてですね。安倍さんの後も頑張ってほしいという願いを込めて、自民党に今回は託してみました。

男性(66歳):
(比例は)維新でやろうかなと思ったけれど、自民党にした。安倍さんが亡くなったから。
なんか、せっかく一生懸命やってたのに亡くなっちゃってかわいそうだし、なんかこっちでできることはないかなと思った時に、投票するという。自民党にね。

女性(40代):
もともと自民党にしようかなという風には何となく思ってはいたけれども、(安倍元首相の)事件の後からは「今回はやっぱり自民党かな」っていう。

男性(43歳):
安倍さんの遺志を受けた自民党への期待ですね。アベノミクスに代わる新しい経済対策をお願いしたいです。

男性(50代):
安倍さんが亡くなったのを考えて投票しました。これはもうやっぱり自民党の追い風になったんじゃないですかね。

「支持政党変わらず」の声も

その一方で、今回の事件と投票行動は別だとして、本来の支持政党に変わらず投票したという声も多く聞かれた。

男性(45歳):
投票に至るまでに頭には(事件が)かなりよぎりました。揺るぎましたけれど、最終的には政策で決めようと。

男性(81歳):

その時は確かにショックはありますよね。だけど、僕自身はそれが投票とは全く別のものだと思うから。

男性(20代):
感傷的にならないようにと言いますか、ショックの大きいニュースだったと思いますので、より冷静になろうかと思って投票しました。

男性(50代):
全く影響はないですね。
もう最初から私自身が決めてたものもありますので、どういうことが起ころうが。

男性(29歳):
安倍さんも立派な政治家の方だったと思いますので、民衆にしっかり自分たちの意見とかをお話しいただいて、それに同意してくださる方とか賛同してくださる方を集めて選挙を勝っていくっていうのが、安倍さんのやってきたことだと思いますので。

自分が亡くなったことによって自民に同情票が入るということは本質ではないと思いますので、それは望んでいないんじゃないかなと思っています。

(「Live選挙サンデー」7月10日放送分より)

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