私がお伝えしたいのは「急拡大する冷凍弁当市場」です。
6月30日、冷凍しても味を保つという独自技術を用いたお弁当を定期的に届けるサブスクが始まりました。三つ星シェフらとのコラボで、海外展開も視野に入れているのだとか。
実は、これだけでなく、感染拡大による外食控えで注目された冷凍弁当が今もなお拡がり続けているんです。
ポイントはこちら。「ライフスタイルの変化で冷凍弁当が食卓の定番に?」注目です。
【注目ポイント・記者解説】
ファミレス大手のデニーズは、5月に「Denny’s Table(デニーズテーブル)」という冷凍食品の新ブランドを発表しました。
さらに、高級スーパーであるクイーンズ伊勢丹の中で最も新しい店舗の港南台バーズ店では、冷凍食品の人気の高まりを受け、これまでの店舗よりも商品のラインナップを充実させ、売上げも全体の2割を占めています。
冷凍食品の市場は、2027年には世界で40兆円に達する見込みで、その中でも、自宅で食事をするいわゆる「中食」の国内の市場はここ10年、右肩上がりで成長していて、2023年には市場規模が10兆円に達するとの試算もあります。
株式会社nonpiの担当者は、「ここ2年間はコロナにより外食を控える人が、家にいながら安全に美味しい食事を家でとりたいという中食の需要も非常に増え、冷凍食の社会的認知が広がった。その結果、冷凍食をただの便利食ではなく、日常食や晴れの日の食に置き換える食事として求めるニーズも増加した」と話しています。
(フジテレビ経済部 木沢基)