書くペンと“細かい部分”を消すことができる消しゴムが一緒になればいいのに…。そんな人にピッタリな文房具が誕生した。

サンスター文具株式会社が、ひねるだけで「書く」と「消す」が1本でできるシャープ&イレイサー「SHARM(シャーム)」を6月中旬に発売したのだ。

シャープ&イレイサー「SHARM」(提供:サンスター文具)
シャープ&イレイサー「SHARM」(提供:サンスター文具)
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0.5ミリ芯のシャープペンと2.0ミリのノック消しゴムを搭載。回転繰り出し式で、ひねるだけでペンか消しゴム、どちらかに瞬時に切り替えることができるという。

提供:サンスター文具
提供:サンスター文具

カラーは定番色のホワイトとブラックに加え、初回限定色でサンドグレー・スモーキーブルー・スモーキーピンクの3色を展開。価格は550円(税込)で、替え消しゴムは165円(同)。全国の文具取扱店や公式サイトで購入できる。

提供:サンスター文具
提供:サンスター文具

新しいものを組み合わせたら便利に

1文字だけ消すなどの細かい作業を行う場合には便利そうなアイテムだ。 一方で、2.0ミリという消しゴムは、細くて折れてしまうことはないのだろうか。

サンスター文具の担当者に話を聞いた。

ーーなぜ開発しようと思った?

弊社で「シャープ&シャープnicolo」という0.3ミリと0.5ミリのシャープを組み合わせたシャープペンを販売しており、次に何か新しいものを組み合わせられないかと開発いたしました。

シャープ&シャープnicolo(提供:サンスター文具)
シャープ&シャープnicolo(提供:サンスター文具)

ーーどうやってアイデアが浮かんだの?

細いノック式の消しゴムが昔からあり、このノック式の消しゴムをシャープペンの仕組みと組み合わせられたら、すごく便利なのではと考えました。


ーーこだわった部分はどこ?

グリップ部に凹凸特殊印刷をする事により、グリップに色をつける事が出来、さらに凹凸が付きグリップ力をアップさせた所がこだわりになります。

グリップ部分(提供:サンスター文具)
グリップ部分(提供:サンスター文具)

ーー開発で苦労した部分を教えて

消しゴムの仕組みをシャープペンの仕組みに入れ込む構造や長さの調整が大変でした。


ーー完成した時、どう思った?

デザインにも機能にもこだわりがあったので無事に商品化ができ、とてもうれしかったです。社内では、アイデア段階で面白いと意見があったので、比較的スムーズに商品開発を行えました。

使用イメージ(提供:サンスター文具)
使用イメージ(提供:サンスター文具)

“2.0ミリ”と細いけどちぎれにくい消しゴム

ーーどういう仕組みなの?

商品は繰り出し式のシャープペンになります。上部(クリップ付部)を左にひねるとシャープペンが出て、右にひねると消しゴムが出てきます。両方とも繰り出した後にノックをすると、0.5ミリシャープ芯・2.0ミリ消しゴムが出てきます。

左にひねると「シャープ」 右にひねると「消しゴム」(提供:サンスター文具 )
左にひねると「シャープ」 右にひねると「消しゴム」(提供:サンスター文具 )

ーー2.0ミリの消しゴムは、折れることはない?

エラストマー系消しゴム(ちぎれにくく、プラスチック製品とくっつきにくい素材)なので、使用しても千切れにくい材質になっております。

消しゴム使用時(提供:サンスター文具)
消しゴム使用時(提供:サンスター文具)

ーーどういう人におすすめ?

ノートを書いている際に間違え、細かい一部分を消したい方に使って頂けると嬉しいです。ミニマリストの方にもオススメです。


たしかにSHARMがあれば1本で済み、ペンケースの中などがかさばることも減りそうだ。なお今後の反響によっては、種類を増やすなどの検討をする予定とのことだ。

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プライムオンライン編集部
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FNNプライムオンラインのオリジナル取材班が、ネットで話題になっている事象や気になる社会問題を独自の視点をまじえて取材しています。