西日本豪雨を教訓に水害に備える取り組み。大雨による浸水被害を防ごうと、一時的に雨水をためる「田んぼダム」の普及が岡山県倉敷市で進められている。

農家への負担も少なく…効果に期待

岡山・倉敷市早高地区で一面に広がる水田。一見、普通の田んぼに見えるが…。

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佐藤正則さん:
大雨が降って水が超えてきた場合、この穴を通った排水になるので、排水量が制御されて、用水へ一気に水が出ることが無くなる

これは「田んぼダム」という取り組みで、小さな穴の開いたせき板を差し込むことで、排水量を抑えて貯水能力を高める。

こちらは大雨のときの排水量を比較した実験映像。右側の通常の田んぼは大量の水が流れ出るが、左側の田んぼダムは排水される水の量が抑えられているのがわかる。

この地区では、約40人が28.3ヘクタールの水田で、田んぼダムの取り組みを行っている。佐藤正則さんもその1人で、4年前の西日本豪雨の際、野菜を育てている農業用ハウスが浸水したことが田んぼダムを始めたきっかけだった。

佐藤正則さん:
農家としてそんなに負担になるものでもない。大勢の人がすれば、それだけ面積も広がる。田んぼダムの効果は上がってくるのでは

豪雨災害を教訓に、取り組みが進む田んぼダム。倉敷市はせき板を無償配付するなど支援に乗り出していて、さらに普及させたいとしている。

(岡山放送)

記事 1228 岡山放送

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