2022年6月16日、新潟地震から58年が経った。新潟市内の各地では災害に備え、訓練が行われた。

教職員のいない“昼休み”に避難訓練 自分の命を守る行動を 

杉本一機キャスター:
現在、昼休みです。児童たちはそれぞれ遊びながら時間を過ごしています。近くにクラスの先生はいません

中野山小学校(新潟市)
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新潟市にある中野山小学校。昼休み中の午後1時すぎ、地震を知らせる警報が鳴り響き、避難訓練が始まった。

1964年6月16日に発生した新潟地震では、マグニチュード7.5を観測し、26人が死亡。

新潟地震(1964年6月16日)

あれから58年。この日の訓練は、児童がバラバラに過ごす昼休み中の地震発生を想定して行われた。

まず、周りに倒れそうなものがない場所に集まり、身を守る児童たち。続いて、放送で避難の指示が出されると…

倒れそうなものがない中央に集合

杉本一機キャスター:
上級生が下級生の手を引いて、落ち着いて避難するように呼びかけています

近くに教職員がいなくても、上級生が下級生に声をかけながら、落ち着いて全員がグラウンドに集まった。

上級生が下級生の手を引いて避難

その後児童らは、津波警報が発表された想定で、屋上まで移動する流れを確認した。災害時に主体的に考え、自らの命を守る行動を取れるよう気を引き締めていた。

屋上へ避難

6年生:
下級生はちょっと怖いのかなと思って、優しく接してあげるようにした

6年生:
(災害時には)きょうの訓練を思い出しながら避難することはできると思う

6年生:
「自分の命は自分で守る」をしっかり頭に入れて避難できたらいい

消火難しい“石油タンク”火災を想定 消防と民間が協力

石油コンビナートで訓練

一方、新潟市北区の石油コンビナートでは火災を想定した消火訓練が行われ、消防や石油コンビナートを管理する民間の防災隊、約40人が参加。

新潟地震では、市内の石油コンビナートでタンクが約2週間にわたって燃え続けた。

この日の訓練では、震度6弱の地震で石油タンクから出火したことを想定。消防の到着までに、民間の防災隊が行う初期消火の手順を確認した。

その後消防が到着すると、25mの高さから毎分3000Lの水を放水することが可能な高所放水車を稼働し、消火活動に当たった。

高所放水車

新潟市北消防署・荒木真二 署長:
石油関係の火災は消火が非常に困難で、長時間にわたる可能性がある。いつ起こるか分からない災害に備えて的確に対応できるよう、今後も訓練に取り組んでいきたい

新潟市北消防署 荒木真二 署長

参加した人たちは58年前の教訓を風化させないよう、気持ちを新たにしていた。

(NST新潟総合テレビ)

記事 782 NST新潟総合テレビ

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