私がお伝えしたいのは「岸田首相の週末弾丸外遊」です。

岸田首相は、今週金曜日から土曜日にかけて、シンガポールに出張します。

滞在時間20時間の忙しい外遊ですが、ロシア・中国と安全保障環境が厳しさを増す中で、各国の防衛担当の大臣らを前に日本の首相として8年ぶりに講演します。

ポイントはこちら。「強行日程も『外交のキシダ』アピールできるか」注目です。

【注目ポイント・記者解説】

岸田首相は、6月10日から11日にかけてシンガポールで開かれる「アジア安全保障会議」(シャングリラ会合)に出席し、講演する予定です。翌12日の日曜日には、国内の地方出張を控えており、強行日程での海外出張となります。

シャングリラ会合は、通常国会の会期中に行われることが多いため、歴代首相も国会日程の合間を縫って出席するのに苦心してきました。緊迫度が増す国会会期末でも、岸田首相が今回の外遊にこだわるのは、「『外交のキシダ』を最大限アピールしたいという強い思いがあるからだ」と政府関係者は指摘しています。

8年前に安倍元首相がシャングリラ会合で講演した際は、「法の支配」というキーワードをスピーチにちりばめることで、東アジア地域の安全保障環境の平和と安定に向けた日本の決意を強調しました。

今回、岸田首相は、「自由で開かれたインド太平洋の実現」に向けた具体的な戦略について言及する見通しです。

ロシアが侵攻を続けるウクライナ情勢、ミサイル発射を繰り返す北朝鮮、海洋進出を強める中国など厳しさを増す国際情勢下で、岸田首相が「アジアのリーダー」として、外交で東アジア諸国を主導できるのか注目が集まっています。

(フジテレビ政治部 阿部桃子)