衣替えの季節、いらなくなった服を処分しようとされている人も多いだろう。そんな衣類を再利用したくなるリメイク術を紹介。おしゃれなオブジェやバッグなどは、すべて不要になった洋服で作られた作品。捨てるはずのものが素敵に生まれ変わる。

長袖Tシャツはバッグに 驚きのリメイク術

リメイクを手がけたのは、わがままオーダーメイド「ぬのん」の久米亜紀子さん。 東京でデザイナーや衣装製作などに従事し、現在は宮崎で舞台衣装、CMの小物製作など幅広く活動している。  

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久米亜紀子さん:
いま洋服は安く手に入るので、飽きたらすぐ捨てたり買い替えたりしがちですが、リメイクするとまた新たに使えます。 

白地に黒の花柄模様のこちらのワンピース。

上下で切り離し、ニット素材のパーツを使ってウエスト部分でつなぎ合わせると、ブラウスに生まれ変わった。 

久米亜紀子さん:
元々、膨張して見える柄のワンピースで着なくなってしまいましたが、黒いニット素材のリブを付けて締めることで痩せ見え効果が得られる。また着られるようになりました。 

尾田考美リポーター:
私が着なくなった長袖のTシャツも、久米さんの手でこのようなバッグに生まれ変わったんです!びっくりですよね

久米亜紀子さん:
ボーダー柄に沿ってカットし、格子状に組み合わせて、動かないように糸で軽く押さえバッグにしました

尾田考美リポーター: 
捨てるには忍びない丈夫な生地の服だったので、バッグに生まれ変わって感激です

捨てず大切に…生地を自由にアレンジ

ほかにも、デニムのポケット部分にレース素材を組み合わせて作ったコースターや、6枚の布を重ねて作った鍋敷きなど、いらなくなった服がいろいろな小物に大変身。

さらに、このポチ袋も布で作られている。

久米亜紀子さん:
布に木工用ボンドを塗ると、ほつれ止めの効果とハリが出るので紙のように扱えます。 コサージュとかオブジェとか、自由な発想で作れます

ここで、尾田リポーターがコサージュ作りに挑戦。

折り畳んだ生地の端を丸く切り取り、一部分をカットして裾上げ用のテープで留めたものを3枚作る。

木工用ボンドで固定して完成だ。

尾田考美リポーター: 
できあがりました。お子さんと一緒に作るのも楽しそうですね

久米亜紀子さん:
そうですね。布を捨てないで、きれいなものに変化するということを学んで、大事にする気持ちも芽生えます。これから先も何か別のものに変えられる、ということを想像しながらお買い物をすると、小さなSDGsにつながるのではないかと願っています

捨てるはずのものがリメイクで生まれ変わり、生活の中で息づく。いらないと思っている身の回りのものをもう一度、見直してみてはいかがだろうか。

(テレビ宮崎)

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