私がお伝えしたいのは「タイ伝統のマンゴースイーツが空前のブーム」です。
マンゴーともち米に、ココナッツミルクをかけた「カオニャオ・マムアン」。
常夏の国タイを代表するこの伝統スイーツが、各地のマンゴー販売店に行列ができるほどの大ブームとなっているんです。
さらにタイ政府もユネスコの無形文化遺産への申請を検討するなど、便乗の動きも。
ポイントはこちら。「突然の伝統スイーツブーム。火付け役は人気ラッパー」
ブームのきっかけとなったのは、タイの人気ラッパーがアメリカ最大級の音楽フェスでこのスイーツを食べるパフォーマンスをしたこと。
パフォーマンスで火付け役となった人気女性ラッパー「ミリ(MILLI)」ですが、2021年7月、SNS上で新型コロナ対策を巡って政府を批判したとして、2000バーツ(当時のレートで約7000円)の罰金を科された過去も。
タイ政府にとっては、煙たい存在の彼女が起こしたブームですが、政府は「カオニャオ・マムアン」のユネスコ無形文化遺産への申請を検討し始めるなど、早速人気に便乗していて、タイらしいたくましさと、おおらかさが垣間見られます。
ちなみにタイでは4月、5月はマンゴーが旬の季節です。