インドネシアやイギリスなど東南アジアとヨーロッパを歴訪する岸田首相は29日、出発前に羽田空港で記者団に対して「平和を守るための訪問を行いたい」と述べた。
岸田首相は29日から8日間の日程でインドネシア、ベトナム、タイ、イタリア、それにイギリスの5か国を歴訪し、各国首脳と会談する。
出発に先立ち岸田首相は、記者団に対し「ぜひ、それぞれの首脳との間で、ウクライナ情勢をめぐり率直な意見交換を行い、連携を確認したい」と意欲を述べた。
そして、「『自由で開かれたインド太平洋』実現のための具体的な協力について確認したい」と述べ、中国を念頭に置いた協力関係の強化を目指す姿勢を示した。その上で、「平和を守るための訪問を行いたい」と強調した。