4月末からの大型連休、2022年は最大10連休も可能な日程となっている。
コロナ禍になって以降初めて、全都道府県に緊急事態宣言も「まん延防止等重点措置」も出ていない状況でのGWとなる。
旅行需要の高まりとともに、山陰の観光地でもお手頃な旅プランを打ち出すなど準備が進められた。
食事＆温泉＆鉄道セットが半額に！ お得なGW限定プラン
島根・奥出雲町の温泉旅館「玉峰（たまみね）山荘」が提供する人気ランチメニューは、奥出雲和牛を使った豪華なすき焼き膳だ。
安部記者：
この熱々のすき焼きを味わえるランチに加え、温泉の入浴券、さらに沿線の木次（きすき）線のフリーきっぷがついて4000円という、大型連休限定プランが登場します
2023年度いっぱいで姿を消すトロッコ列車は使えないが、のんびりと在来線で木次線沿線を周遊する日帰り旅プランが、大型連休限定で登場。乗り降り自由のフリーきっぷにすき焼き膳ランチ、さらに温泉の入浴券がついてくる。
本来は大人1人8,000円するところを、木次線の観光活用を支援する雲南市が補助金を出した。誰でも半額の4,000円で利用できる。
亀嵩温泉玉峰山荘・西澤吉昭 支配人：
大型連休の宿泊は、2021年が6割だ2022年は9割。木次線とこのプランでも満喫してもらいたい
受け入れるこの旅館では、大型連休中の宿泊予約率がコロナ禍前に近い水準にまで回復した。特別日帰りプランが、利用をさらに後押ししてくれると期待している。
最大10連休…構内旅行者は前年比約1.7倍 一方でコロナ懸念する声も
休みが暦通りという人には3連休と2連休が飛び石でやってきくる。そして5月2日と6日に休みをとると、夢の最大10連休が可能な日程だ。
奈良県からの観光客：
頑張って10日間休み取りました。沖縄に行きます
神奈川県からの観光客：
大学が、2日ある平日を振替休日にしてくれて10連休になっている。友達とユニバとかディズニーランドに行こうかな
旅行需要も高まっていて、「特急やくも」など山陰本線を走る5つの特急列車では、大型連休中の指定席予約数が既に2021年の1.7倍を超えている。
またJTBによると、大型連休中の国内旅行者は全国で約1,600万人の見通しだということで、2021年の約1.7倍、全国的に往来の増加が予想される。
一方で、こんな人も…
松江市民：
予定は特にない。出かけるとしても買い物くらい
松江市民：
コロナ禍だから家です
松江市民：
連日感染者が100人超えてる状況ですし出にくいかと思う。でかけても大山とか隣の県くらいだと思う
高まりを見せる大型連休の旅行需要。一方で、依然として高いコロナ感染の水準は、少なからず影響しそうだ。
（TSKさんいん中央テレビ）
