2020年から大規模な耐震工事を行っていた、香川県琴平町にある日本最古の芝居小屋「金丸座」の工事が終了し、4月21日に内部が公開された。

震度6強程度の揺れにも耐えられる

旧金毘羅大芝居、通称・金丸座。天保6年(1835年)に建てられ、国の重要文化財に指定されている日本最古の芝居小屋だ。

現存する日本最古の芝居小屋「金丸座」
現存する日本最古の芝居小屋「金丸座」
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現在の耐震基準に合わせるため、2020年から2022年3月まで総工費2億2000万円余りの耐震工事が行われた。

大野樹記者:
舞台や客席部分は補強材が使われているが、そのほかは一見変化がありません

金丸座本来の景観を損なわないよう慎重に行われた今回の耐震工事。古い土壁の中に新たに合板を埋め込むなどして、建物は震度6強程度の揺れにも耐えられるようになった。

琴平町生涯教育課・山下敏信課長:
工事前とさほど変わったように見えないが、それぞれに補強した跡が見える。小屋の強度が増したことを知ってもらい、また見学に来てもらえたら

金丸座では、22日から一般向けの内部見学を再開するという。

(岡山放送)

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