私がお伝えしたいのは「不戦敗に異論噴出」です。

夏の参院選の山形選挙区をめぐって、与党に接近する国民民主党の候補が出馬する予定なのに対し、自民党内では候補者擁立を見送る案が出ています。
これについて自民党はきのう開いた幹部会合で「党員に示しがつかない!」「城を明け渡すのと同じだ!」と異論が噴出しました。
ポイントはこちら!「出すか出さないか 悩む自民党」注目です。

【注目ポイント・記者解説】

山形選挙区での候補者擁立見送りをめぐっては、自民党内で様々な思惑が交錯しています。
まず、山形は、選挙の責任者である遠藤選対委員長のお膝元です。選対委員長のお膝元で不戦敗となると、党内の求心力低下にもつながりかねません。党内からは「立てないのであれば、説得力のある説明が欲しい」との声があがっています。

一方で、山形選挙区からは、国民民主の現職が立候補する予定ですが、「自民党から候補者を出したとしても勝てない」(自民党幹部)とした声も聞かれます。
さらに状況を複雑にしているのは、野党ながら異例の予算案賛成にまわった国民民主への配慮が見え隠れすることです。

自民の候補をあえて出さないことで、国民民主と他の野党との分断を狙うとの指摘もありすが、党内からは「うちの地元だって、国民の候補者が出ている」との不満も聞かれます。
党内に様々な思惑が渦巻く中、最終的にどのような判断となるか、注目が集まります。

(フジテレビ政治部 阿部桃子)