新型コロナのオミクロン株の新たな系統で感染力が強いとされる「XE系統」と呼ばれるウイルスが、国内の検疫で初めて確認されたことについて、後藤厚生労働大臣は、きょうの閣議後の記者会見で、「感染性や重症度などの特性について、さらなる知見を収集していく必要がある」とした上で、「引き続き、変異株の動向等の監視を続けていきたい」と述べた。
厚労省によると、「XE系統」への感染が確認されたのはアメリカに滞在歴があり先月26日に成田空港に到着した30代の女性。入国時の検疫の検査で、新型コロナ陽性と判明したもので、症状はなく、ファイザー製ワクチンを2回接種していたという。
「XE系統」はオミクロン株の異なる系統が組み合わさったウイルスで、現在広がっている「BA.2系統」に比べて、感染力が強いとされていて国内での検出は初めて。