JR東日本は、駅などのバリアフリー化を進めるため、山手線など東京近郊の在来線を対象に、来年3月ごろをメドに、運賃を10円値上げする。深澤社長が、きょう午後の記者会見で明らかにした。

JR東日本は、山手線や京浜東北線、中央線など、東京近郊の在来線の244駅で、バリアフリー化のために、ホームドアなどの整備を進める方針。その整備や維持費には、およそ5900億円がかかるとされる。

このためJR東日本は、バリアフリー化に伴う費用のおよそ半分に当たる2990億円を、運賃の値上げでまかなうという。2031年度末ごろまでに整備を終える見通し。