「アベノマスク」の受け取り希望者への配送をきょうから開始します。
新型コロナ対策で政府が調達しおよそ8000万枚の在庫が問題となっていた布マスク、いわゆる「アベノマスク」について厚生労働省は希望した自治体や個人などへの配送をきょうから順次開始すると発表しました。
配送の費用としておよそ3・5億円程度かかる見込みのほか、配布希望を受け付けた際のコールセンターの費用などに1・4億円程度かかる見込みだということです。厚労省は、来月末頃までをめどに配送を完了したいとしています。
今年1月まで受け付けていた配布希望の申請はおよそ37万件、推計でおよそ2億8000万枚にのぼり、在庫を大幅に上回ったため厚労省は個人の希望者についてはマスクとしての活用を目的とした国内在住の人を配布の対象にしたということです。