「ロシア軍はジャーナリストの誘拐を始めた」

23日、「めざまし8」の取材に答えたのはロシア軍に制圧されたウクライナ南部の街、ヘルソンの地元メディアの記者、コンスタンティン・リジェンコさんです。

ロシア軍 デモ参加の民間人を拘束 催涙弾も使用

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3月21日、ロシアに抗議する市民に対し、ロシア軍が閃光弾を投げ込み、負傷者が出たヘルソン。

翌日も同じ広場に市民が集まると、迫ってきたのは、ロシア兵たち。抗議デモをしていた場所に市民が入れないよう、広場を占拠します。

さらに、集まった市民に、今度は催涙弾が投げ込まれ、リジェンコさんによると、少なくとも6人がロシア軍に拘束されたといいます。
リジェンコさんや、仲間のジャーナリストらは、ロシア軍の市民への攻撃について連日取材を続け、SNSなどで発信を続けていますが、身の危険を感じていると言います。

連れ去られたジャーナリスト「音信不通」

ヘルソンの地元メディアの記者 コンスタンティン・リジェンコさん:
ロシア軍はジャーナリストの誘拐を始めた。ロシア軍は家に来て、ジャーナリストらを連れていく。連れて行かれた人は、その後誰も連絡がとれないし、安否も不明だ。私自身もロシア軍に狙われている。

日本はウクライナに対する支援やロシアへの経済制裁を行っていますが、停戦に向け、今後日本ができることはあるのでしょうか。駐ウクライナ特命全権大使を務めた角茂樹さんに話を聞きました。

角茂樹さん:
日本の限られた中でも、一番できることは難民の支援です。これは、非常に重要なことだと思います。ウクライナでは、国外に多くの難民がでていますから、これは日本が率先してやるべきことだと思います。
また、ゼレンスキー大統領も言っていましたが、戦争が終わった暁には、莫大な復興のための資金が必要になります。これを日本にも呼びかけていました。やはり、日本は率先してリードし、国の再建するためにこのプランも、いまから作っておくぐらいの覚悟でやるべきだと思っています。

(「めざまし8」3月24日放送)