ロシア軍の中には既に戦意を喪失し、戦闘から逃れようとする兵士もいる。ウクライナが保安庁のフェイスブックで公開した音声には士気の低下をうかがわせるやりとりがあります。

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母親:
あなたの部隊の事務所に行ってみたいと思う。私はひとりぼっちで暮らしていて、あなたの手伝いが必要なの。だから、国に戻してほしいと伝えたい。

ロシア兵:
帰国は無理だよ、兵役を断った軍人は、懲役8年で刑務所行きになったよ。

母親:
本当なの?

ロシア兵:
内緒で教えてあげるよ。部隊の仲間たちもやっているように、お互いの足をウクライナの7.62ミリ銃弾で撃って、そして、ロシアにある病院に送られて、国に戻りたい。こっそり、お互いの足を撃って、そして包帯を巻き、国の病院に搬送されたい。それまで、神様が私を生かしておいてくれますように。

母親:
ああ、神よ、どうか、神よ、愛する息子よ 。

この音声を傍受したとしているのは、ウクライナの保安庁です。

ロシア兵何のために侵攻?疑問が

「ウクライナの銃弾でお互いの足を撃っている」や「全て想定と違う」といった言葉もありました。
また、戦場を離れたくないという兵士の音声も公開されているのですが、その理由を見てみると。

「好きなアパートに入って、欲しいものを奪える」
具体的には、約16万円の時計、現金、ゲーム機などを略奪している行為も見られると、ウクライナ側は主張しています。

最前線のロシア兵の士気やモラルが低下している可能性があります。

(「めざまし8」3月24日放送)