今、日本海側の各地の海岸で大量に確認されているのが、ロシア語とみられる文字が書かれた注射器。鳥取や兵庫、京都の海岸で相次いで確認されています。
めざまし8は各地で確認された注射器の写真15枚を入手。どのようなものなのか取材しました。

海岸に大量の注射器漂着…一体なぜ?

海岸に漂着した注射器”は、袋に入ったままの物や、容器の中に砂が詰まっている物もあります。ケースの中には鋭い針が入ったままです。

この記事の画像(19枚)
写真:鳥取県
写真:鳥取県
写真:鳥取県
写真:鳥取県
写真:鳥取県
写真:鳥取県
写真:鳥取県
写真:鳥取県
写真:鳥取県
写真:鳥取県
写真:鳥取県
写真:鳥取県
写真:第8管区海上保安部
写真:第8管区海上保安部

2月26日に鳥取県の海岸で見つかった注射器、その数は約200本。

27日も、鳥取砂丘すぐ隣の岩戸海岸に漂着していました。
入手した写真をよく見てみると…

ロシア語とみられる文字が書かれていて、内容は「医療用注射器」や「使い捨て」ということを示しているということです。

さらに、袋に書かれているロゴはロシアの製薬会社のもののようです。製造日は2021年10月で、かなり最近のもの。一方、製造場所の最後には中国語のような文字も。

写真:第8管区海上保安部
写真:第8管区海上保安部
写真:第8管区海上保安部
写真:第8管区海上保安部

第8管区海上保安本部によると、最初に大量の注射器を確認したのは、2月19日。京都府の琴引浜で見つかりました。
その後、兵庫県や鳥取県でも相次いで確認される事態に。
兵庫県で注射器を見つけた人に話を聞きました。

写真:竹野スノーケルセンター
写真:竹野スノーケルセンター
 
 
写真:竹野スノーケルセンター
写真:竹野スノーケルセンター

竹野スノーケルセンター 片岡壽利さん:
(注射器は普段は)年にすると、1個か2個か発見するぐらいだと思います。これだけいっぱい流れてきたのは、非常に珍しいと思います

専門家にも聞きました。

専門家「ロシアの家庭ゴミか」 約90キロにわたり漂着

MTCJapan取締役 医療コーディネーター 鬼島一彦氏:
ロシアではアンプルなどの液体の薬と一緒に、一般の人が注射器を買うことができる。
ゴミの分別もないので、一般の家庭ゴミに注射器が混ざることはあり得る。
今回の注射器は開封がされていない物が多いように見受けられるので、業務用の物などが輸送中に流されたりしたのでは?

今回、注射器が見つかった海岸は約90キロにも及びます。
海上保安本部は、発見しても危険なので手を触れず、自治体に連絡するよう呼びかけています。

(めざまし8「#NewsTag」2月28日放送)