ウクライナ情勢の緊張が高まるなか、「安全資産」とされる金が一段と値上がりし、最高値を更新した。
ロシアによる軍事侵攻への緊張の高まりを受け、金融市場全体に警戒感が広がるなか、金が一段と買われている。
金の先物取引は、取引の指標となる価格が、一時1グラムあたり7040円台となり、約1年半ぶりに最高値を更新した。
このところ株式相場が下落し、世界的なインフレへの懸念が広がっていることも投資家が「安全資産」とされる金に資金を移す動きを強めているとみられる。
市場関係者からは、「ウクライナ情勢の緊張が続いているうちは、さらに値上がりする可能性もある」との声も出ている。