提携校進学制度を使われ、筑波大学附属高校に進学されることになった秋篠宮家の長男・悠仁さま。幼い頃からトンボに興味を持ち、観察を続けられているが、進学校では何を学び、どのような活動をされるのか?

FNN記者のイチオシのネタを集めた「ネタプレ」。今回は、社会部宮内庁担当の宮﨑千歳記者が「進学先と“トンボ愛”に見る 悠仁さまの強い意思」を伝える。

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悠仁さまが超難関「筑附」に進学する理由

社会部宮内庁担当 宮﨑千歳記者:
悠仁さまはこの春、筑波大学附属高校に進学されることが明らかになりました。国立の超難関の進学校です。2021年の大学入試では東京大学合格が29人、医学部合格も55人という実績で、国際交流や学校行事、部活動も盛んな文武両道の学校としても知られています。卒業生は元首相の鳩山一郎さん、狂言師の野村萬斎さんなど、各界で活躍されています

社会部宮内庁担当 宮﨑千歳記者:
悠仁さまは一体なぜ高校受験をされたのか?それは皇室の方たちが通ってこられた大学まで内部進学の学習院ではなく、お茶の水女子大学の付属中学に通われているからなんですね。お茶の水は女子大の附属学校ですので、高校からは女子校になります。そのため男子は外部の高校を受験する必要があったんです

社会部宮内庁担当 宮﨑千歳記者:
これまで進学先を検討してこられる中で、小学生の頃には中高一貫の学校の文化祭をお忍びで見に行かれたこともありました。ただ、中学進学の段階では悠仁さまがお茶の水の環境を気に入っていられたことから、内部進学を選択されているんです

加藤綾子キャスター:
そうだったんですね。ではなぜ今回、筑波大学附属高校を選んだんですか

社会部宮内庁担当 宮﨑千歳記者:
志望校の決定までにはいくつかの段階がありました。悠仁さまも他の生徒さんと同じようにオンラインの説明会や受験案内の冊子などで、いろんな学校の情報を集められたんですね。そうした中で筑波大学附属学校の「自主・自律・自由」を重んじる校風にひかれたそうなんです。これは好きな分野を自分で見つけて深めていくという秋篠宮家の教育方針とも合っているんです

社会部宮内庁担当 宮﨑千歳記者:
さらに、筑波大学附属にはお茶の水附属との間に、高い学力などの条件を満たすと推薦を受けられる「提携校進学制度」という制度があります。秋篠宮家の側近幹部によりますと、悠仁さまは中学入学以来、進学を意識した生活を送ってきて、努力を重ねられた結果、成績が最優秀のグループに入り、推薦を受けることができたというふうに説明しています

社会部宮内庁担当 宮﨑千歳記者:
秋篠宮さまは会見で本人とも相談しつつ進めておりますとお話しになっていましたが、志望校決定にあたって悠仁さまの希望を尊重し、家族でよく相談してお決めになったそうです。この間の13日に5科目の学力検査を受けて、16日に合格の知らせが届きました。悠仁さまもご家族もとてもほっとされたご様子だったということです

社会部宮内庁担当 宮﨑千歳記者:
では、悠仁さまはこれまでどのような中学校でのお過ごし様で、今後、筑波でどんな高校生活を送られるのでしょうか。悠仁さまは中学の入学式では新入生の代表に選ばれて、それぞれが持っている力を大事に伸ばし、可能性や視野を広げていきたいと思いますと宣誓をされました。その言葉通り、中学校での成績も大変優秀だったと聞いています。部活動ですが卓球部に所属して、対外試合にも出場されたり、文化祭などの学校行事にも熱心に取り組まれた一方、進学塾などには通わず、自宅で学習に励んでいらしたそうです

あふれる“トンボ愛”…生き物好きは父親譲り

社会部宮内庁担当 宮﨑千歳記者:
さらになのですが、悠仁さまは大変な生き物好きでいらっしゃるんですね。まずは、3歳の頃(2009年)の上野動物園でウサギと触れ合った際の映像を見ますと…

悠仁さま:
(ウサギは)どうやって持ってますか?

社会部宮内庁担当 宮﨑千歳記者:
このように聞かれた後にウサギをしっかりと胸に抱きかかえられて、その後にお膝に乗せるんですけれども、さらには両脇を持ち上げようとされているんですね。すごく自然に触れ合う姿に、当時はとても驚きました

社会部宮内庁担当 宮﨑千歳記者:
その翌年(2010年)にはこのような場面もあったんです。もうすぐ4歳になる頃の映像なのですが、ムササビの剥製を「コウモリ?」と尋ねて目を輝かせながら、飛ぶ様子を再現されていました。非常に生き物好きな様子が垣間見えました

社会部宮内庁担当 宮﨑千歳記者:
父の秋篠宮さまがナマズやニワトリの研究で知られていますので、悠仁さまの生き物好きは父親譲りと言えると思うんですが、その中でも際立っているのが、悠仁さまの一貫したトンボへの愛なんですね。こちらは2歳の誕生日(2008年)の時、那須御用邸で撮影された映像なんですが、すでに手でトンボを持っていらっしゃいますよね

社会部宮内庁担当 宮﨑千歳記者:
これは4歳、家族の先頭に立って虫取りに向かって、秋篠宮さまと網でトンボ捕りをされています。9歳になるととても大きな網を豪快に振って一人でトンボを追いかけてらっしゃるんですね。これは12歳。今度はトンボの目線で写真を撮ろうとされています。こうした一貫したトンボへの探究心を成長の段階とともに垣間見ることができます

社会部宮内庁担当 宮﨑千歳記者:
さらにトンボへの愛はこれだけではないんですね。これは2018年に作られた粘土細工です。赤坂御用地で観察したトンボを再現したもので、フィルムを使って羽に模様を付けられるなど、大変精巧な作りだったことに驚きました。受験を控えたこの中3の夏も、勉強の合間に赤坂御用地や皇居でトンボの生息調査を続けられていたそうです

強い意思…悠仁さまの今後に注目

社会部宮内庁担当 宮﨑千歳記者:
そして、悠仁さまの特徴とされるのが、とても意見をはっきりおっしゃるということなんですね。小学校3年生の夏休みに山形・遊佐町を訪ね、太鼓をご覧になった時の映像をご覧ください

悠仁さま:
(秋篠宮さまに)違うよ、そうじゃないよ。こっちからやってよ

社会部宮内庁担当 宮﨑千歳記者:
秋篠宮さまに代わって、悠仁さまが太鼓を叩かれる姿。そうじゃないよっておっしゃるところに親子の日常も垣間見えますし、現場にも笑いが広がっていました。そして中学1年生の夏に初めて外国旅行で訪れたブータンで、記者の問いかけに、このように答えられています

悠仁さま:
ミューに乗ってジェラの山に上がったところが楽しかったです。ホテルでも出てきた干し肉がおいしいです

社会部宮内庁担当 宮﨑千歳記者:
干し肉という意外なお答えでしたけれども、記者からのその場での質問にも即座にご自分の考えをはっきり答えられていました。こういった点も秋篠宮さま譲りといえるかもしれません。悠仁さまが今後、関心のある生き物などの分野に進まれるのかどうか。大学以降の進路はまだ決まっていないんですけれども、強い意志でこれまで進んでこられて、これからもその意志で始まる、悠仁さまの新たな歩みに注目していきたいと思います

加藤綾子キャスター:
そうですね。宮崎さんどうもありがとうございました。しっかりとご自身の意思で歩む道ということになりますが、どんな高校生活を送られるのか。柳澤さん、楽しみですね

ジャーナリスト 柳澤秀夫氏:
日本の社会も変わってきてるわけですから、それにつれて時代につれて、皇室のあり方が変わってくるのはまったく不思議なことではないと思うんですよね。特に皇族・皇室の方は国民に寄り添うということをよくおっしゃいますけども、そういう意味で言っても、必ずしも学習院でなくても、むしろわれわれ一般庶民の感覚に近いところで。しかもトンボの目というのは、複眼で世の中をたくさんいろんな目で見るっていう意味もありますのでね。われわれの思いに寄り添っていただけるようなそういう皇室の方になっていただけるんじゃないかなというふうに思いますね

(「イット!」2月17日放送より)

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