トヨタが売上高、最終利益ともに過去最高となった。

トヨタ自動車がきょう発表した去年4月から12月までの連結決算は売上高が23兆2670億円(前年同期比19.2%増加)、最終利益は前の年の同じ時期の約1.5倍の2兆3162億円で(前年同期比57.8%増加)、いずれもこの時期としては過去最高となった。

想定以上の円安や、去年の10月以降、生産が回復したことによる新車販売台数の増加が収益の改善につながった。

一方、通期の業績予想は半導体の供給不足やコロナ禍による減産、原材料費の高騰などを考慮し世界での生産台数を850万台に、売上高を29兆5000億円に(生産台数通期予想:900万台→850万台、売上通期予想:30兆→29兆5000億円)いずれも下方修正した。

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