資源エネルギー庁は先ほど、2月7日時点のレギュラーガソリンの全国平均小売り価格が、先週に比べて30銭高い、1リットルあたり171円20銭だったと発表した。
値上がりは5週連続。
経済産業省によると、原油価格の上昇などを受け、今週のガソリン小売価格は、先週より2円80銭高い173円70銭になると予測されていたが、先週木曜日以降1リットルあたり3円70銭の補助金が石油元売り各社に投入された結果、小売価格の上昇は小幅にとどまった。
また暖房などで使用される灯油の小売り価格も、予測より2円50銭抑制され111円40銭だった。
ただウクライナ情勢の緊迫化などから原油価格は高止まりしていて、明日10日以降は補助金の上限である1リットルあたり5円が元売り各社に投入される事になった。
補助金が上限に達したことから、ガソリン価格の抑制効果が限界に達し、小売価格の全国平均が170円を大きく超える可能性も出てきた。
岸田首相はガソリンなどの燃油価格高騰対策の効果の検証と追加対策の検討を関係閣僚に指示しており、10日に関係閣僚会議が行われる予定だ。