東京都の病床使用率が50%を超えたが、小池知事は緊急事態宣言の要請を検討するか「専門家の意見もしっかりと聞きながら、都としての方針を示す」と述べ、医療態勢など全体をみて判断する方針です。

緊急事態宣言の要請の検討について、小池知事は「オミクロン株の特性、高齢者施設の支援、学校に対しての取り組み、病床をどのようにして有効に活用していくのか総合的に検討していく必要がある」とした上で、「専門家の皆さんのご意見もしっかりと聞きながら都としての方針を示していく」と述べた。

小池知事は、これまで病床使用率が50%を上回った場合、緊急事態宣言の発令要請を検討するとしていましたが、その後、要請は重症者数などを総合的に判断するとしている。1日の東京都の病床使用率は50.7%で50%を超えたものの、重症者用病床使用率は5.5%となっている。

社会部
社会部

今、起きている事件、事故から社会問題まで、幅広い分野に渡って、正確かつ分かりやすく、時に深く掘り下げ、読者に伝えることをモットーとしております。
事件、事故、裁判から、医療、年金、運輸・交通・国土、教育、科学、宇宙、災害・防災など、幅広い分野をフォロー。天皇陛下など皇室の動向、都政から首都圏自治体の行政も担当。社会問題、調査報道については、分野の垣根を越えて取材に取り組んでいます。