好きな時間に駅で野菜・惣菜を受け取れる

東京・稲城市にある稲城長沼駅の改札で手渡されたのは、ニンジンやトマト、春菊などが入ったレジ袋。

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これは、2月4日からスタートする料理レシピ検索サイト「クックパッド」とJR東日本などが展開する新サービスのトライアル。

生鮮食品などを扱うネットスーパー「クックパッドマート」で商品を購入し、受け取りたい駅と日付を指定すれば…。(※受け取り期間:2月4日~5月31日、現在は実証実験)

正午から午後10時までの好きな時間に、無料で駅の改札で受け取れる仕組みだ。(※一部の駅は午後11時まで受け取り可能)

新サービスについて担当者は。

クックパッド 買物事業創造部・末吉謙太本部長:
ちょっと帰りが遅くなった時でも、駅で駅員から受け取れるということで、すごく利便性があると好評です

こうした「駅」を拠点にした新たなサービスが、いま続々と登場している。

サブスクでロッカー活用、ワークスペースも

東京の品川駅では、エキナカの商業施設「エキュート品川」内の総菜や弁当などをネットで購入すると、ロッカーで受け取れるサービスがある。(受け取り無料、3月31日までの予定。現在は実証実験)

さらに東京駅では、サブスク形式のコインロッカーを2月1日から導入。

サイズはS・M・Lの3タイプ(Sサイズ 4000円/30日・Mサイズ 5000円/30日・Lサイズ 6000円/ 30日)。最短30日間から借りられ、ほかの駅への導入も検討中だという。

東京駅には、JR東海が2021年12月に開業した東京駅直結のワークスペースもある。

小山内鈴奈アナウンサー:
駅直結のビルの中にあるワークスペース、広いラウンジがあります

料金はオープン席が220円/20分、個室が330円/20分となっている。

改札前に30タイトル遊べる「e-スポーツ施設」

そして、千葉県のJR松戸駅には、改札の目の前にeスポーツの施設が。

「jexer e-sports station JR松戸駅店」では、約30タイトルのゲームが楽しめる(最初の30分350円、以降10分ごとに100円)。

利用客:
だいたい駅を通るので(駅の改札の)近くにできてうれしい

続々と登場する駅を拠点とした新サービス。

第一生命経済研究所 首席エコノミスト・永濱利廣氏:
(駅が拠点のサービスは)コロナ禍でテレワークや宅配など、新たなサービスの需要にシフトチェンジしている。将来的には小さい駅にも、どんどん新たなサービスが登場してくる可能性はある

(「めざましテレビ」2月4日放送より)