福島県にある会津美里町立高田中学校・駅伝部は、2021年12月に開催された全国中学校駅伝大会で準優勝を飾り、全国に高田中の名をとどろかせた。

全国中学校駅伝で県勢初の2位 高田中・駅伝部
全国中学校駅伝で県勢初の2位 高田中・駅伝部
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“諦めないこと”…これが高田中の強さの秘密だ。

駅伝部キャプテン・高田中3年 猪股秀哉さん:
一人ひとり個性があって、とても明るいチームです。2年生の時の県大会から、ちょっとずつ全員が自信ついてきて、今年でここ(全国2位)までこられるなっていうのは、だいぶ確信はしてきました

タスキをつないだキャプテン・猪股秀哉さん
タスキをつないだキャプテン・猪股秀哉さん

モットーは“練習を毎日続けること”

福島県会津地方の南西部に位置する、会津美里町立高田中学校。
全校生徒は208人、駅伝部に所属する3年生は6人だけだが、2021年の福島県大会では、県最高タイムを打ち出し、3連覇を飾った。

駅伝部は兼部も可能。ただ、大切にしていることがあるという。

駅伝部顧問・角田一昭先生:
毎日コツコツがんばること

駅伝部顧問・角田一昭先生
駅伝部顧問・角田一昭先生

雨の日も、雪の日も…“練習を毎日続けること”、これが高田中駅伝部のモットーだ。

誰一人休んだことはなく、きつい時でもポジティブに。持ち前の明るさで駆け抜けてきた。

駅伝部顧問・角田一昭先生:
中には、朝練習の前に家から走ってくる子も2人くらいいましたし、練習開始は(朝の)7時なんですけど、6時30分からスタンバイして自分で身体づくりをしている生徒もいました

顧問の中学時代の夢を…目指すのは日本一

努力の大切さ教えてくれた顧問の角田先生は、生徒たちにとって大きな存在となっている。
自身も高田一中時代、駅伝競技に励んだ角田先生。
しかし、県大会優勝まであと一歩及ばず…教員になり、子どもたちに夢を託した。

高田一中時代の角田先生
高田一中時代の角田先生

駅伝部顧問・角田一昭先生:
何とか、わが母校で実現させたいな、日本一を目指したいなっていうのがあったのが、今の私の原動力なのかなと思います。その気持ちを子どもたちがくんで、私の代わりに日本一を目指して頑張ってくれたことに対して、すごく感謝しております

部員たちの帽子には、「あきらめたら終わり」と、一人ひとりの名前とともに先生手書きのメッセージが書かれていた。

帽子には名前と先生のメッセージが
帽子には名前と先生のメッセージが

夢を持ち、努力する大切さを、3年生は残された活動時間で後輩たちに背中で伝える。

駅伝部新キャプテン・2年生 渡部勇輝さん:
練習とかでも苦しい時とかに、いつも明るい声かけをしてくれるおかげで僕たちも頑張れるので

駅伝部新キャプテン・渡部勇輝さん
駅伝部新キャプテン・渡部勇輝さん

駅伝部新キャプテン・2年生 渡部勇輝さん:
先輩たちが偉大な記録を残してくれたので、今度は僕たちが、全国大会に行けるように頑張りたいです

(福島テレビ)

福島テレビ
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