長野・松本市で起きた犬の虐待事件の続報。多くの犬を劣悪な環境で飼育・虐待した罪で元社長が起訴されたが、刑事告発した動物愛護団体の理事長・杉本彩さんらが検察を訪れ、より罪の重い殺傷罪での立件を申し入れた。

タレントで動物愛護団体の理事長を務める杉本彩さん。申し入れの為、弁護士などと共に地検松本支部を訪れた。

劣悪な環境で犬452匹虐待 販売業者の元社長を逮捕・起訴

松本市では犬の販売業者が900匹以上を劣悪な環境で飼育していた問題が発覚。元社長・百瀬耕二被告が逮捕され、犬452匹を衰弱させたとして虐待の罪で起訴されている。(2021年12月に保釈)

杉本さんの団体は業者を刑事告発しているが、影響の大きさからもこの起訴だけでは「不十分」としている。

飼育施設への捜索(長野・松本市・2021年9月)
飼育施設への捜索(長野・松本市・2021年9月)
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元社長が無免許で帝王切開杉本彩さん「殺傷罪に問われるべき」

動物環境・福祉協会 Eva・杉本彩理事長:
到底、許されることではないと思う。虐待罪だけではなく殺傷罪に問われるべきだと思い、追起訴していただけるようにお願いにあがりました

動物環境・福祉協会 Eva・杉本彩理事長
動物環境・福祉協会 Eva・杉本彩理事長

杉本さんたちが特に問題視しているのは、元社長が獣医師の免許がないにも関わらず、帝王切開を繰り返していた点だ。

杉本彩さん「悪魔の所業」 追起訴求め、5万筆余りの署名提出

2022年1月7日、長野地方検察庁松本支部にインターネットで集めた5万筆余りの署名を提出するとともに、より罪の重い殺傷罪での立件を求めた。

地検にインターネットで集めた5万筆余りの署名を提出
地検にインターネットで集めた5万筆余りの署名を提出

動物環境・福祉協会 Eva・杉本彩理事長:
人間の心や感情があったら、到底やれるようなことではない。悪魔の所業としか思えない。国民の感情、国民の常識と乖離しない判決が下るように望んでいる

施設で飼育されていた犬
施設で飼育されていた犬

殺傷罪は5年以下の懲役または500万円以下の罰金。
担当検事は事態の深刻さに理解を示したということだが、検察は「捜査継続中のため、コメントは差し控える」としている。

【3月17日追記】
虐待した犬の数について訴因変更があり、起訴当時の469匹から452匹になりました。

(長野放送)