ふりかけ「のりたま」といえば、一度は食べたことがあるだろう。ノリやたまごなどの具材がバランスよく配合されているのだが、これを仕分けしたTwitterユーザーがいて話題になっている。

それが、ムーさん@s15さん(@silvia___15)。年の瀬が迫る、2021年12月29日~30日に「8時間10分」もかけて行ったという。仕分け後の画像では、具材がきれいに6つに分類されている。

仕分けされた「のりたま」(画像提供:ムーさん@s15さん)
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“努力の結晶”ともいえる光景に、Twitterでは「すげえーす、お疲れ様です」「前人未到の快挙」と賞賛の声が相次ぎ、投稿には13万以上のいいねが寄せられている。(1月7日時点)

きっかけは、のりたまの「焼き胡麻」の存在

のりたまは企業努力の末のこの絶妙な配合だからこそ、あの味となっているはずだ。それをなぜ、年末に長時間をかけてまで仕分けしたのか。

話を聞いてみると、ムーさん@s15さんの“のりたま愛”が伝わってきた。


――年末にのりたまを仕分けしたのはなぜ?

のりたまを食べている時にふと、焼き胡麻が入っている事に気が付きました。パッケージ裏の原材料名を見てみると胡麻の他に「こしあん」と書いてあり、「のりたまは何種類の具材で出来てるんだ?!」と疑問に思い、新しくのりたまを買いに行ったのが始まりでした。今回が初挑戦です!

のりたまが好きな人は多い(画像は編集部撮影)

――仕分けの流れを教えて。なぜ6つに分けた?

お皿にザッと出してみたら6種類に分ける事ができました。(今までなんとなく食べていたのりたま。こんなにも多くの具材で構成されていたのは更に驚きました)。仕分け作業は本当に地味で、皿に出してはピンセットで6種類に分ける、、、の繰り返しです(笑)

仕分け途中の様子(画像提供:ムーさん@s15さん)

――やっぱり、のりたまは好き?

のりたまは大好きです!海苔の風味とタマゴの甘さがベストマッチ、さらに食欲をそそります♪ 僕の中ではゴハンのお供に迷ったら、まずはのりたま!

仕分け後には「感じたことのないような感動」

――8時間10分かかったというが、いつごろから始めた?

12月29日の17:00頃からスタートしました。思っていたより分別に時間が掛かってしまい、初日は夜遅くになってしまったのでラップをして日をまたぎました。 翌日は早朝から、ボチボチと休憩をしながらで、お昼頃に終了しました。映画を見たりしながらだと意外と作業がはかどりましたよ! オススメです♪


――仕分け中はどんなことを考えていた?終わった時の気持ちは?

始めたばかりの頃は「本当にこの作業は終わるのか?」「なんで分け始めたんだろう」と思った時もありました(笑)。ですが、中途半端に投げ出すことは嫌いなので「仕分けて、1種類ずつの味を堪能してやる!」の一心で頑張りました!。終わった時は達成感が凄かったです。山登りで登頂した時のような、、、今までに感じたことのないような感動でした。

つらさも感じたという(画像提供:ムーさん@s15さん)

1つずつ味を堪能。1番ビックリしたのが「抹茶塩」

――仕分けしたのりたまはどうしたの?

仕分けした具材は1つずつ味を堪能し、最終的には混ぜて元通りの姿に戻りました。分けるのに8時間でしたが戻すのは一瞬…。1番ビックリしたのが抹茶塩でした!数粒を食べただけで塩っけをすごく感じ、「抹茶塩と海苔でお茶漬けをすれば美味しかっただろうなぁ。」と後悔しています。


――話題となったことの受け止めは?

ふと思い立ってやってみた事が、まさかここまで拡散されるとは思ってもいなくてビックリしました。外国の方からも「それは何ですか?」と聞かれ、のりたまのツイートが海を越えちゃったんだなぁと。のり(黒)たま(黄)で、虎っぽいので、今年はのりたまの年ですね!(笑)

丸美屋「正確には7種類になります…」

ムーさん@s15さんが心残りにしていたことが、のりたまの原材料に入っている「こしあん」の正体。その思いに応えようと、製造元の丸美屋食品工業(東京)にも聞いたところ、担当者も今回の仕分けを知っていてこのように答えてくれた。

のりたまの裏面には「こしあん」とある(画像は編集部撮影)

――のりたまを仕分けしたTwitterユーザーがいる。受け止めを聞かせて。

のりたまに興味を持っていただきありがとうございます。また、最後はおいしく召し上がっていただけて何よりでした。


――のりたまの具材はどんなものが入っているの?

正確には7種類になります。たまごの種類が3種類・海苔・さば削り節・胡麻・抹茶塩です。たまごは「たまごそぼろ:一番大きいパーツ ふっくら感」「たまご顆粒:サクサク食感」「ホロっとたまご顆粒:ホロっと崩れる食感」があり、2つの顆粒が見分けにくいと思います。

たまご顆粒(左)とホロっとたまご顆粒(画像提供:丸美屋食品工業)

投稿者様の写真ですと、左下のものが「たまごそぼろ」。左上に「たまご顆粒」「ホロっとたまご顆粒」が混ざっているとみられます。

左上から時計回りに、たまご(「たまご顆粒」と「ホロっとたまご顆粒」)、胡麻、さば削り節、抹茶塩、海苔、たまご(たまごそぼろ)となる。(画像提供:ムーさん@s15さん)

――原材料の「こしあん」はどんなもの?のりたまではどんな役割をしている?

こしあんがどのような用途でどこに使われているかにつきましては社外秘となっております。申し訳ございません。ちなみにのりたまで使われているこしあんは皆様が想像するあんこではなく、豆を粉末状にしたもので甘くないものです。


こしあんの秘密は教えてもらえなかったが、ムーさん@s15さんの熱意は届いたようだ。ムーさん@s15さんは「気になるふりかけはいくつかありますが、今のところは予定はないです! また思い立ったらふとチャレンジするかもしれません!」としているが、再び挑戦する日はくるのだろうか。