「2021年最後の試合ということで、いい形で締めくくりたかった。オフェンス、ディフェンスともに連動したいいプレーが出来て、それがしっかり結果に繋がった試合だった」

千葉ジェッツはホームで富山グラウジーズを100点ゲームで下し、年内最後の試合を白星で飾った。序盤からゾーンディフェンスを敷く富山を苦にせずオフェンスで圧倒した。中でもキャプテンの富樫勇樹(28)が19得点を挙げる活躍。現在、東地区首位を走るチームを最後までけん引し続けた。

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2021年は富樫にとって「濃い」一年だったという。 「正直、この一年は色んなことがあったなと。コロナ禍という状況でシーズンが始まり、うちのチームからも陽性者が出て試合が中止になった」 3月にコロナに揺れた。選手4人が新型コロナに感染し相次いで試合が中止に。リーグが再開したのは4月中旬。何より試合ができる喜びを噛み締め、残り1カ月にその全てをぶつけた。

「再開して徐々にチームが良くなって、チャンピオンシップに進んで優勝した」

破竹の9連勝の勢いのまま5月のチャンピオンシップに進み悲願の初優勝を成し遂げた。 自身の夢だった東京オリンピックにも出場した。

「リーグ優勝からそのまま日本代表の合宿に参加して東京オリンピックに出場した。結構、濃い一年だったと思う。その中で結果も出てきた一年だった」

そんな富樫が今年の漢字に選んだのは「」の文字。

バスケット選手として優勝することとオリンピックは最大の夢。それが同じ年に叶った。これ以上ない良い年だった

ただ、悲願のリーグ優勝と東京オリンピック出場を成し遂げても、燃え尽きることはない。

「オリンピックが終わって、この数年目指してきたものが終わったと感じる部分があるが、気持ちは落ちていない。天皇杯優勝とリーグ連覇に向けて高いモチベーションでやれている。千葉は可能性を持ったチームなので2022年も楽しみ。いい結果を残せるように頑張りたいと思う」

1月1日から早くも2022年のリーグ戦が、2月には天皇杯が控える。

前人未到のリーグ優勝と天皇杯の2冠に向け、つぶらな瞳の奥には早くも燃える闘志が宿っていた。

千葉ジェッツ105-64富山グラウジーズ
(29日・船橋アリーナ・2292人)

(フジテレビ・加藤忍)

記事 332 加藤忍

早稲田大学卒業。フジテレビ入社。スポーツ局すぽると!ロッテ担当、ヤクルト野球中継などを経て現在は報道局兼スポーツ局。